ルミエールワイナリーは、山梨県の豊かな自然の中でワインの製造販売を行っています。

ルミエール

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新年のご挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様方には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 昨年は、トランプ政権により世界情勢が過激に変動した年でした。今年もGAFAとBAT+HUAWEI、アメリカと中国との覇権争いが注目されますが、どちらに転んでも日本が大きな影響を受けることは必至であり、位置的にも間に挟まれている日本は重要な役割があるため、日本政府の動きも大変気になるところです。

 日本ワインについても、昨年は新たな時代を迎えた年でした。国税庁のバックアップの中で日本ワイン法が定められ、一つのルールの中で日本ワインが造られるようになりました。今年はEUとのEPAも始まり、日本ワイン法で作られたワインはそのままEUにも輸出が可能になり、関税も撤廃され、更にEUへの輸出が増える事になります。北海道のワイン生産者も、昨年GI(地理的表示)を取得しましたが、この動きは各県にも波及していきます。日本全国では毎年10件以上、新たなワイナリーが立ち上がっています。明治初期に国の殖産興業として、日本のワイン造りが始まった時以来のエポックメイキングな時代を迎えています。

 しかし、今年はEUとのEPA、環太平洋諸国とのTPPが施行されることにより、海外からより一層安くて美味しいワインの大量輸入が始まる年でもあります。特に、1000円以下の低価格帯ワインの輸入は充実されるので、益々日本でのワイン消費量は増えていきますが、それに比べ日本ワインの生産量は限りなく少なく、世界のワインに埋没してしまいます。

 山梨は甲州ワインの世界プロモーションを続けてきています。日本(山梨)が生んだ甲州ワインをもっともっと知名度を上げる必要があります。世界のワインコンクールでも、甲州ワインは高い評価を得ています。色々なタイプの甲州ワインがありますが、昨年は甲州ブドウで造られたオレンジワインが飛ぶように売れた年でもありました。

 ここ数年、山梨のワインメーカー各社が甲州オレンジワインを仕込むようになり、多くの日本ワインラバーが甲州オレンジワインを愉しむようになってきていました。多少スタイルは違いますが、甲州オレンジワインは甲州シュールリーとは違う味わいであり、日本の食事との相性も抜群です。今まで魚卵系の食べ物とワインは中々相性が合うワインはありませんでしたが、甲州オレンジワインは魚卵系の食べ物との相性も良く、また日本の発酵調味料を使った料理にもとてもよく合います。是非一度試してみてください。

 オレンジワインは、もともとワイン発祥の地であるジョージア(コーカサス)で6000年前から作られている伝統的なワイン製法であり、最近世界的にも注目されています。甲州ブドウも元をたどるとジョージアが発祥のブドウであり、仏教徒が陸のシルクロードを旅しながらブドウの栽培とワイン醸造を伝え、やがて日本に持ち込んだブドウが甲州ブドウだと言われています。ジョージアと日本が甲州ブドウを通じてワイン文化で繋がっていることに深く感銘を受けます。

 ルミエールは昨年、断捨離の一年で、使われていない設備を一掃することができました。空いたスペースを有効利用するために、今年は様々な計画を立案し、実行に移す年になりそうです。楽しみな一年です。
今年も昨年同様、社員一同美味しいワインが皆様に届くよう力を合わせ努力してまいります。

 皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

株式会社ルミエール 代表取締役 木田茂樹

2019.01.08